Crypto.comとNovigがミズーリ州のスポーツベッティング取り締まりに異議
TREE NEWS 報道: Crypto.comの予測市場取引所とNovigは、それぞれミズーリ州当局を相手取り連邦裁判所に訴訟を提起し、州が同社らのスポーツイベント契約に対してスポーツベッティング法を執行することを差し止めるよう求めた。この動きは、ミズーリ州司法長官キャサリン・ハナウェイが9月16日から17日にかけて6社に停止命令書を発出し、地元ユーザーへのスポーツイベント契約の提供を30日以内に停止するか、ミズーリ州のゲーミングライセンスを取得して10%のベッティング税を支払うよう求めたことを受けたものだ。
Crypto.comの取引所であるNorth American Derivatives Exchange(Nadex)はミズーリ州西部地区連邦地裁に提訴し、商品取引所法がこうした商品に対するCFTCの専属管轄権を認めており、州のギャンブル法を先取り(プリエンプション)すると主張した。Nadexはまた、司法長官の書簡が誤ってForis DAX, Inc.に送付されたこと、ミズーリ州憲法はモバイルスポーツベッティングのライセンスを2件のみ認めており、そのいずれも既に割り当て済みであることも指摘した。Novigは取引所運営会社Ludlow Exchange LLCを通じて東部地区連邦地裁に提訴し、第8巡回区控訴裁判所がKalshiアイオワ州事件を審理する間、現状を維持するための仮差止命令および永久差止命令を求めた。
法的・規制上の影響
これらの訴訟は、連邦のデリバティブ規制と州のギャンブル法との間で高まる対立を浮き彫りにしている。ユーザーがイベントの結果を取引できる予測市場は、スポーツや政治へと拡大しており、CFTCの管轄下に入るのか、それとも州のギャンブル制度の対象となるのかという疑問を提起している。CFTCはイベント契約に対する権限を主張してきたが、ミズーリ州などの州はスポーツベッティングは地域の関心事だと主張している。この結果は、予測市場が全国的にどのように規制されるかの先例となり得る。
特筆すべきは、停止命令書を受け取った他の主要な予測市場プラットフォームであるKalshiとPolymarketが、まだ訴訟に加わっていない点だ。両社の不参加は、戦略的な計算や州当局との継続的な交渉を反映している可能性がある。第8巡回区控訴裁判所のKalshiアイオワ州事件に関する係属中の判断は法的環境に影響を与え得るものであり、Novigの差止命令請求は、その判断が出るまで現状を維持することを明示的に目的としている。
業界への影響と今後の見通し
この法的闘争は、金融市場におけるイノベーションと州レベルのギャンブル規制との間の緊張を浮き彫りにしている。裁判所がCrypto.comとNovigを支持すれば、CFTCの専属管轄権が確認され、予測市場のより広範な受け入れへの道が開かれる可能性がある。逆に敗訴となれば、州がこうしたプラットフォームの取り締まりを強化する後押しとなり、市場の分断を招く恐れがある。訴訟の進展に伴い、業界関係者は第8巡回区控訴裁判所の判断や立法上の対応を注視することになる。この結果は、他の国々がイベントベースのデリバティブの規制にどう取り組むかにも影響を与える可能性がある。




