アップル、9月期として過去最高を達成
TREE NEWS 報道: アップルは2026年9月26日に終了した第4四半期の売上高が1145億ドルだったと発表した。前年同期比12%増で、9月期として過去最高となった。希薄化後1株当たり利益(EPS)は2.10ドルで前年同期比14%増となり、うち約0.05ドルは関税還付によるものだった。粗利益率は47.9%に達した。iPhone売上高は9月期の記録を更新し、サービス売上高は過去最高を記録した。通期売上高は4790億ドルで、こちらも過去最高となった。
市場にとっての重要性
この上振れはアップル単体の株価にとどまらない意味を持つ。主要指数の最大構成銘柄であるアップルの決算は、ホリデーシーズンを前にしたメガキャップ・テックの決算と消費者需要の先行指標(ベルウェザー)として機能する。高利益率のサービスに支えられた47.9%という粗利益率は、ハードウェアのサイクルが経常収益によって緩和されているという見方を強める。暗号資産関連株への波及は間接的だが現実的だ。大型テック株のリスク選好はしばしばコインベースやマイニング株といったデジタル資産の代替銘柄に波及し、底堅い消費者環境は暗号資産市場が追う広範な流動性環境を支える。
関税還付とマクロ環境
1株当たり0.05ドルの関税還付は、通商政策が米国多国籍企業にとって依然として変動要因であることを思い起こさせる。還付はEPSを小幅に押し上げた一方で、関税制度が利益を予測不能に変動させ得ることも浮き彫りにした。通商摩擦はビットコインを含むリスク資産全般のボラティリティと繰り返し相関してきたため、暗号資産投資家も注視すべき要因だ。
今後の見通し
投資家はサービスの成長持続性、AI機能に紐づくiPhoneの買い替えモメンタム、部品コストを踏まえた粗利益率の見通しに注目する。アップルが利益率拡大を伴いながら2桁成長を維持できれば、軟着陸する株式市場を支持する根拠が強まる。これは歴史的にデジタル資産への需要を抑えるどころか支えてきた環境だ。逆に、サービスの減速や関税による利益率の圧迫があれば、暗号資産が取引されるのと同じリスク複合体を圧迫する可能性がある。




