レイヤー2トークンが急激に回復
TREE NEWS 報道: レイヤー2トークンの合計時価総額は約115億ドルまで回復し、1月に記録した約120億ドルの水準に近づいている。CryptoRankのデータによると、このセクターは7月下旬に年初来安値となる約70億ドルまで落ち込んだ後、過去2ヶ月で65%の反発を見せた。
反発の要因
この回復は、2024年前半の厳しい状況を経て、イーサリアムのスケーリングエコシステム全体でセンチメントが広く改善したことを反映している。いくつかの要因が作用しているようだ:
- イーサリアム価格の回復がL2複合体全体を押し上げている。ほとんどのL2トークンはETH相関の価値で評価されているためだ。
- ロールアップ・ロードマップへの関心の再燃。主要ネットワークが分散型シーケンサーや共有相互運用性基準に向けて進んでいる。
- トークンアンロックとエアドロップの憶測が、売られ過ぎていた銘柄にトレーダーを呼び戻している。
- オンチェーン活動の改善。ガス代が低水準にとどまり、ユーザーがより安価な実行環境に戻っている。
より大きな視点
反発にもかかわらず、このセクターは2021~2022年のピークを大きく下回ったままだ。当時、強気相場の絶頂期にはL2の評価額は合計で300億ドルを超えていた。現在の115億ドルという数字は、市場が以前のサイクルの投機的な熱狂ではなく、より成熟したユーティリティ主導の段階を織り込んでいることを示唆している。
L2が直面する構造的な問題は、持続可能な価値を獲得できるかどうかだ。Dencun後のイーサリアムのベースレイヤー自体が安価になり、ブロブ手数料がマージンを圧縮する中で、ロールアップは純粋なトランザクション処理能力よりも、開発者エコシステム、ユーザー体験、ネイティブアプリケーションで競争するようになっている。強力なDeFi活動、ゲーミング、ソーシャルアプリケーションを持つネットワークに関連するトークンは、主に手数料獲得に依存するものよりも好調だ。
今後の見通し
この反発が続くかどうかは、2つの変数にかかっている。ETH自体の動向と、L2ネットワークが実際の収益とユーザー維持を示せるかどうかだ。120億ドルを超えて持続的に推移すれば、年初来の新高値となり、資本がイーサリアムのスケーリング・テーゼに回帰しているシグナルとなり得る。逆に、これらの水準を維持できなければ、L2トークンが独自の価値蓄積を持つ独立した資産ではなく、ETHの高ベータ代理にとどまっているという懸念が強まるだろう。
今のところ、65%の反発は注目すべきセンチメントの変化だが、それは回復であり、ブレイクアウトではない。投資家は、このセクターがこの勢いをさらに伸ばせるかを見極めるため、次のプロトコルアップグレードの波とアンロックスケジュールを注視することになるだろう。




