InfoFiプロジェクトBILLが詐欺の疑い:トークン97%下落、CEXに1500万ドル相当を売却
TREE NEWS 報道: InfoFiプロジェクトのBillion(BILL)は、トークン価格が過去最高値から約97%急落し、オンチェーン探偵のSpecter氏が同プロジェクトを詐欺の疑いがあると指摘した。過去2か月間に、チームに関連する17のウォレットが約9億8800万BILLトークンを中央集権型取引所(CEX)に入金し、さらに今週は別の独立した入金アドレスから3億6000万BILLが追加された。合計で約13億5000万BILL(総供給量の13.6%)がCEXに流入し、推定価値は1500万ドルに達する。同プロジェクトは以前、ベンチャーキャピタルから3000万ドルを調達していた。
オンチェーンの危険信号
チームが管理するマルチシグウォレットから取引所へのトークン移動は、インサイダー売りの典型的な兆候である。2か月間で供給量の13%以上という膨大な量は、組織的な出口戦略を示唆している。Specter氏がXで拡散したことでコミュニティの監視が強まり、多くの人がプロジェクトのファンダメンタルズとトークノミクスに疑問を呈している。
業界への影響
この事件は、情報やデータのトークン化を約束しながら持続可能なビジネスモデルを欠くことが多い黎明期のInfoFiセクターのリスクを浮き彫りにしている。また、オンチェーンの透明性の重要性も示している。チームの行動は可視化されていたものの、個人投資家がその資金の流れを監視していなかった可能性がある。この事例は2023年に相次ぐ詐欺疑惑のリストに加わり、暗号資産業界全体への信頼をさらに損なっている。
今後の展望
規制当局や投資家は、トークンのアンロックやチームへの割り当てについて、より大きな説明責任を求める可能性が高い。ベスティングスケジュールの導入や透明性のあるトレジャリー管理を行わないプロジェクトは、より厳しい懐疑の目にさらされるだろう。BILLにとって先行きは暗い。トークンは97%下落し、インサイダーはすでに現金化しているため、回復は見込み薄だ。この一件は、製品開発よりもトークンの流動性を優先するVC支援の暗号資産プロジェクトに対する教訓的な事例となる。




