古茗の上半期収益は32%増、コーヒーが店舗業績を牽引
TREE NEWS 報道: 中国の生茶・コーヒーチェーンである古茗控股(Guming)は、上半期の売上高が前年同期比31.9%増の74億7000万元、調整後利益が44.4%増の15億6800万元になったと発表した。同社の調整後コア営業利益率は19.9%から23.2%に拡大し、売上総利益率は31.5%から33.4%に改善した。これらの結果は、タピオカミルクティー市場全体が激しい競争と閉店に直面している中でも、同社の拡大戦略の強靭さを浮き彫りにしている。
ニュース概要
6月末時点で、古茗は14,351店舗を運営し、1,318店舗を新規出店、521店舗を閉店し、純増は797店舗となった。1店舗あたりの1日平均売上高は7,600元から7,800元に上昇し、1日あたりのカップ数は439杯から440杯に微増した。経営陣はこの改善を、コーヒー製品ラインの強化と朝食メニューの拡大によるものとし、これがサードパーティのデリバリープラットフォームからの補助金削減を相殺するのに役立ったと述べている。
古茗はコーヒー事業に積極的に進出しており、2025年末までに12,000店舗以上にコーヒーマシンを設置(カバー率は約90%)、2026年半ばまでに約13,500店舗(カバー率94%)に増加した。同社は上半期に51の新製品を発売し、そのうち12品目がコーヒー関連だった。経営陣は、1店舗あたりの1日平均コーヒー販売数を2025年の約80杯から2026年には約120杯に引き上げることを目指している。
市場への影響分析
投資家にとって、古茗の業績は純粋な茶からより広範な飲料プラットフォームへの戦略的転換を強調している。コーヒー拡大は単なる製品ラインの拡張ではなく、新たな顧客層(例:35歳以上のオフィスワーカー)を惹きつけ、茶店にとって伝統的に弱い時間帯である朝の集客を捉える方法である。この多様化は既存店売上高の成長を支え、店舗拡大が鈍化する中で重要なユニットエコノミクスを改善する可能性がある。
しかし、同社は逆風に直面している:閉店率は上昇しており(上半期は3.84%、前年同期は約3.07%)、業界全体で主要ブランドの純閉店が見られている。古茗の経営陣は2026年の新規出店数を約3,000〜4,000店舗と見込んでいるが、上半期の出店数(1,318店舗)はこの範囲に達しない可能性を示唆している。競争環境は激化しており、7月だけでも主要な茶・コーヒーブランド47社が4,560店舗を新規出店した一方、6,902店舗を閉店した。
より広範な市場にとって、古茗の業績は中国の消費者裁量セクターの先行指標である。コーヒーと朝食メニューが店舗レベルの生産性を維持できれば、プレミアム化と製品革新が弱い消費環境でも実行可能な戦略であることを示す可能性がある。逆に、閉店が加速すれば、茶チェーン業界が飽和状態に達していることを示し、同様の企業の評価に圧力をかける可能性がある。
投資家向け重要ポイント
- 多様化は効果的:コーヒーと朝食メニューが店舗売上を押し上げており、店舗数成長が鈍化してもメニュー革新が成長を牽引できることを示唆している。
- 店舗指標に注目:既存店売上高と閉店率は総店舗数よりも重要である。閉店率の上昇は市場飽和の兆候かもしれない。
- マージン拡大はポジティブ:売上総利益率と営業利益率の改善は、競争圧力にもかかわらず収益性を支える可能性のある業務効率の向上を示している。
- 業界の文脈が重要:茶・コーヒー市場全体では純閉店が見られており、古茗が同業他社を上回る能力が鍵となる。
- 消費者支出のトレンド:裁量消費の代表として、古茗の業績は中国の消費者信頼感と支出習慣に関する洞察を提供する。



