SEC、暗号資産規制のコメント期間を延長
TREE NEWS 報道: 米国証券取引委員会(SEC)は、暗号資産規制案(Reg Crypto)に対するパブリックコメントの受付を、10月20日の公式コメント期間終了後も継続する方針を示した。SECの広報担当者は、期限前の提出を奨励しつつも、期限後に届いたコメントも引き続き検討すると述べた。8月に正式に提示されたこの提案は、米国内の暗号資産プロジェクト向けに新たな資金調達の適用除外を設けることを目的としている。
提案の主要規定
提案された規則の下では、特定の条件を満たす暗号資産の提供がSEC登録の適用除外となる。発行体は、完全な登録なしで4年間で最大500万ドル、または年間最大7,500万ドルを調達できる。また、条件付きセーフハーバーも盛り込まれており、適格プロジェクトがコンプライアンスに向けて取り組む間、執行措置からの一時的な保護を提供する。
この動きは、執行重視の姿勢でSECを長く批判してきた暗号資産業界にとって、規制の明確化に向けた重要な一歩と受け止められている。特にセーフハーバー条項は、スタートアップの法的不確実性を減らすことでイノベーションを促す可能性がある。
業界への影響
コメント期間の延長は、SECが規則の最終化前に多様な意見を集めたいと考えていることを示唆している。暗号資産の擁護団体や法律専門家を含む業界関係者は、積極的に意見を提出してきた。この提案は、米国での暗号資産プロジェクトの資金調達のあり方を変え、より多くのプロジェクトを国内に呼び戻す可能性がある。
一方で、適用除外の基準が低すぎて投資家を十分に保護できないと主張する批判もある。セーフハーバーが悪用されることを懸念する声もある。SECは前進するにあたり、こうした懸念のバランスを取る必要がある。
今後の見通し
最終化されれば、Reg Cryptoは米国の暗号資産規制における転換点となり、準拠したトークン提供への明確な道筋を提供する可能性がある。SECが期限後のコメントを受け入れる姿勢は、より包括的なアプローチを示すもので、合意形成に役立つかもしれない。市場関係者は、今後数カ月以内に予想される最終規則に注目しており、暗号資産分野の資本形成とイノベーションに大きく影響する可能性がある。




