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米国株

アップル株、利益率見通しの弱さとサービス成長鈍化で下落

失望決算を受けアップル株下落

アップル(Apple Inc.)の株価は金曜日のプレマーケット取引で4.5%下落した。最新の決算報告が投資家を失望させたためだ。このテクノロジー大手が示した粗利益率の見通しはアナリスト予想を下回り、高利益率のサービス部門の成長は引き続き減速した。木曜日の取引終了後に発表されたこの決算報告を受け、ナスダック100先物は売り込まれ、寄り付き前には0.8%安となった。

何が起きたか

アップルが発表した四半期売上高は市場予想をわずかに上回ったが、今四半期の粗利益率に関するガイダンスは市場予想を下回った。経営陣は部品コストの上昇と製品構成の悪化を主な要因として挙げた。一方、サービス売上高は前年同期比6%増と、前四半期の12%増から減速し、パンデミック期間に見られた20%超の成長率を大きく下回った。サービス部門の減速が特に懸念されるのは、この部門がハードウェアよりもはるかに高い利益率を持ち、近年のアップルの株価評価倍率拡大を牽引してきたからだ。

アナリストはすぐに反応した。複数のアナリストは、利益率ガイダンスが中国でのAndroid陣営との競争激化を受け、iPhone部門の価格圧力を示唆していると指摘した。また、明確なAI収益化戦略の欠如を長期的な重しとして挙げる声もあった。「サービス部門の減速は黄信号であり赤信号ではないが、バリュエーションの重要な支えを一つ失うことになる」とあるアナリストは顧客向けリポートに記した。

市場への影響

影響はテクノロジーセクター全体にすぐに及んだ。ナスダック100先物は下落し、アップルのサプライチェーンに関わるサプライヤーも小幅安となった。一方、S&P500指数全体はほぼ変わらずで、この売りが市場全体のリスクオフではなく企業固有のものだことを示唆した。ただし、アップルがS&P500の最大構成銘柄であり続けるだけに、弱さが続けば指数パフォーマンスを圧迫する可能性がある。

債券市場の反応は限定的だった。投資家が来週の連邦準備制度理事会(FRB)会合に注目する中、米国債利回りは横ばいだった。ドルは主要通貨バスケットに対して変わらず。コモディティには目立った反応は見られなかったが、電子機器の主要原材料である銅は需要懸念から小幅に下落した。

暗号資産はほぼ影響を受けず、ビットコインは直近のレンジ付近で取引された。暗号資産市場はここ数カ月、従来のテクノロジー株との連動を弱めており、波及的な売りの兆しはなかった。とはいえ、テクノロジー株の売りが長期化すれば、デジタルトークンを含む全資産のリスク選好をいずれ冷え込ませる可能性がある。

投資家向けの主なポイント

  • サービス成長が新たな主戦場:アップルのバリュエーションはサービス事業への依存を強めている。そこでの減速は、株価が得ているプレミアム倍率を脅かす。
  • 利益率の圧力は現実:コスト上昇と中国での競争的な価格設定が収益性を圧迫している。こうした傾向が続けば、さらなるガイダンス引き下げに注意が必要だ。
  • AI戦略は依然として不明確:マイクロソフトやグーグルと異なり、アップルは明確なAI収益化の道筋をまだ示していない。投資家は今後数四半期でより詳細な説明を求めるかもしれない。
  • 指数への影響は限定的だが現実的:主要指数におけるアップルの比重を踏まえると、弱さの長期化はS&P500やナスダック100に連動するパッシブファンドやETFを圧迫し得る。
  • サプライヤーを注視:売上高の大部分をアップルに依存する企業は、利益予想の下方修正に直面する可能性がある。

アップル株は直近4回の決算後取引のうち3回で下落した。ホリデーシーズンを控え、次四半期の決算はこれが一時的なつまずきなのか、長期的な評価見直しの始まりなのかを判断する上で極めて重要になる。

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